2009年12月7日月曜日

マクドナルドとモスバーガー

マクドナルドとモスバーガー、この違いが日本とアメリカの商品に対する価値観の違いを如実に表しているように思う。両者は同じファーストフードというカテゴリに入る企業ではあるが、商売にあたっての発想は大きく異なる。端的に言えばモスバーガーは「良いものを作れば売れる」、一方のマクドナルドは「良い売り方をすれば売れる」という思想に基づいている。

日本人は「ものづくり」に並々ならぬこだわりを持っている。そして、そのこだわりが優れた自動車や電化製品を生み出し、世界を席巻したことを誇りに思っている。ただし、その一方で、「どのように売るか」ということは「ものづくり」へのこだわりほどに重要な問題としては扱われてこなかった。そこには、優れた商品であれば勝手に売れるだろうといった思いがあったのではあるまいか。

他方、アメリカの方には「どのように売るか」 といった、ある種合理的な発想がある。そもそも、マクドナルドの発端がおいしいハンバーガーを作る技術ではなくて、効率的に客を捌けるシステムだったというのは実に象徴的である。

これは、どちらかがあれば事足りるというわけではない。お互い、自分に足りないものを認識し、多少意識的に取り入れていくという姿勢が望ましいと思われる。